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No.1214 歴史を語り継ぐ(2) [鉄道]

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 5月の拙文でご紹介した地元駅での説明会、夏季も催行されています。
来春廃止される三江線を絡めての列車利用客も多く、往路ないし復路に立ち寄る人が増えました。

 説明されるのは地元在住の国鉄(JR)OBで、実体験も含め、駅の歴史などを紹介しています。
鉄道模型の運転なども行われ、子供たちに好評です。
夏季ということで、川遊びができるよう、地元の方が整備しました。

 かつて陰陽連絡路線として栄えた備後落合も、時を経て閑散とした山間の駅という風情です。
初めての人は歴史を知り、再訪の人は印象を新たにして欲しいと思います。

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No.1210 歴史を語り継ぐ [鉄道]

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 先月末ですが、地元駅の説明会が催されました。
広島県北、JR芸備線と木次線が交わる備後落合駅です。

 国鉄やJRに在職した元機関士で、付近に在住の方が発案して実現しました。
当時の作業服に身を固め、自らの体験や鉄道に関する歴史などを説明し、2日間で100名近い参加がありました。

 イベントは単に展示物が豊富で、来場者が多ければそれで良いのか?!
今回の説明会は地域の歴史を如何に語り継ぐかという意味からも、小規模ではありましたが意義深かったと思います。


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No.1209 時を経て [鉄道]

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 当地のJR線から「急行列車」が姿を消して、今年の6月末で10年になります。
急行列車自体はその後も各地に存在しましたが、当地のそれは国鉄時代の急行用車両を使用していたことが特徴です。

 昭和30年代半ば以降に製造された古い車両でしたが、乗り心地は悪くなかったと思います。
その昔、全国で急行列車として活躍した車両も、前述した10年前は急行として使用しているのは当地だけになっていました。

 快速列車に置き換わる形で急行列車が廃止され、これらの車両も廃車の運命を辿ったのです。
かろうじて2両が昔の塗装に戻して岡山エリアで数年間イベント運転などに使用された後、現在は津山市内の旧津山機関区に保存されています。

 廃止から10年ということで、節目の意味もあり、写真展示を企画しました。
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/rekimin/29-1gallerry.html
公立の歴史民俗資料館なので入館料は必要ですが、地域の歴史的な常設展示も見ることができます。 ※高校生以下、65歳以上は無料

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No.1207 イベント賑わう [鉄道]

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 先日、当地の保存蒸気機関車イベントが催されました。
初日はコンサートで、東京からプロ歌手が来演です。

 2日目はミニSLが登場しました。
好天に恵まれ、親子連れが喜ぶ様を見ると、やはり乗り物は人気なのだと感じた次第です。

 今回のミニは実物と同じ、石炭を焚いて蒸気を発生させる方式で、隣県の愛好家が協力してくれました。
「モーター動力でも良いから、自前で揃えたい」というのが正直な気持ちです。

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No.1206 廃止から33年 [鉄道]

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 この間何度か紹介した南薩線(鹿児島県)ですが、間もなく廃止から33年を迎えます。
当時、旧国鉄の地方ローカル線も廃止の動きがあり、鹿児島県内でも複数の路線が廃止されました。

 前述した南薩線、跡地の一部は自転車道や広域農道に転用されています。
ただし、荒れ地のまま自然回帰している個所も多く、転用の困難さを感じました。

 現在も保存車両の残る加世田(南さつま市)付近には短い桁(開渠)も残っていましたが、下水工事の関係で桁が撤去されました。
画像の右が最新の姿です。

 この近くには万之瀬川があり、その河岸にも石積みの橋脚が残されています。
こうした遺構を訪れるのは鉄道の痕跡を辿る人に限られますが、地域の近代産業遺産として末永く残して欲しいと思います。

 
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No.1203 年頭のスタート [鉄道]

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 本年も拙文「電脳少年団」、よろしくお願いします。
当地の保存蒸気機関車に関して何度かご紹介しましたが、年明けに公式ホームページを立ち上げた次第です。
※三次SL保存会
http://48650.web.fc2.com/

 昨年夏、埼玉県大宮に保存されていた蒸気機関車(9600型)が解体されました。
老朽化や耐震などを口実に、行政は反対の声を無視する形で強行した形です。

 かつて国鉄線から蒸気機関車が廃止される頃、各自治体は競って「わが町に保存したい」と引き取り(無償貸与)を申し出ました。
その結果、路線や地域と関係の薄い機種が保存された例も少なくありません。

 とはいえ、大切に保存しているのならまだしも、荒廃して解体された機関車もあります。
ブームに乗っかると、その熱が冷めれば巨大な鉄の塊は「お荷物」になってしまい、結局は余分な経費(税金)を使って解体・撤去することになるのです。

 産業遺産という意味から、蒸気機関車は明治以降の交通近代化に寄与し、多くの人や貨物を運んだという事実を再認識すべきでしょう。
保存に関して、各地域に分散している現状が必ずしも好ましいとは思えず、例えば当地では旧機関区跡地などの遊休地を活用するなどして集めることが、一括管理と保守の容易化にも結び付くと考えます。

 何れにせよ、行政に丸投げするのではなく、自らも地域の将来を考え、行動する必要があると思います。

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No.1199 蒸気機関車の話題 [鉄道]

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 当地から蒸気機関車(以下SL)が姿を消して、この秋で45年が経過しました。
SLが牽引する列車としては木次線の貨物列車が県境を超えて備後落合まで往復しており、それが最後の定期運行です。
 
 もっとも、木次線の貨物列車が廃止となって1ケ月あまり後、芸備線の備後落合まで新見からSLが工事列車を牽引しています。
実質的には、この工事列車が「広島県内最後の煙」ということになるのでしょうね。

 画像は近日発刊の鉄道専門誌で、SLの運行に携わったみなさんの体験など、貴重な話が掲載されています。
隣町にあった機関区の乗務員が取材に応じており、45年を経て明かされる苦労話もあるでしょう。

 当時のSLは、普通というか、特別な列車ではなく、旅客や貨物の定期列車を牽引していました。
現在のSL運行、100パーセント観光用です。
その辺りの相違も、現役のSLをリアルタイムで見た人は減るばかりですから、語り継ぐ必要性を感じています。

 
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No.1198 廃車復活 [鉄道]

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 久々に北九州方面へ出向きました。
平成筑豊鉄道にやって来た「キハ2004号」のお披露目会が目的です。

 キハ2004号は1966(昭和41)年に製造されたディーゼルカーで、北海道の留萌鉄道で使用されていました。
留萌鉄道の廃止後、茨城交通に売却され、湊線(現在は「ひたちなか海浜鉄道」)を走っていましたが、老朽化で昨年末に廃車されたのです。

 あわやスクラップかと思われましたが、九州で走っていた準急型と呼ばれたキハ55系に似ていることから、保存への動きが起こりました。
茨城から北九州まではフェリーで搬送、陸揚げ後はトレーラーで平成筑豊鉄道の車両基地に運び込まれたのです。

 取り急ぎ外観の修復が行なわれ、今回のお披露目となった訳ですが、代表者は「少しずつ手を入れて、将来的には本線上を走らせたい」と話していました。
それが実現するよう、皆で応援したいですね。

 
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No.1195 間もなく95歳 [鉄道]

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 当地に保存されている蒸気機関車、48650号機は製造から95年を迎えようとしています。
記録によると、48650号機は1921(大正10)年11月に大阪の汽車製造会社で誕生した国産の蒸気機関車です。

 名古屋エリアを皮切りに、糸魚川(新潟県)~金沢(福井県)~小郡(山口県)~津和野(島根県)~下関(山口県)、そして1965年秋に三次(広島県)へ配置換え、芸備線や福塩線で活躍し、1970(昭和45)年12月に福塩線では最後となる貨物列車を牽引しました。
翌年春、正式に廃車となり、1972(昭和47)年3月から三次市内で保存され、現在に至っています。

 当初は野天に置かれていましたが、後に屋根が設けられました。
国鉄OBが定期的に掃除をしていたものの、高齢化などで掃除が行き届かず、近年は放置状態となっていました。

 見かねた鉄道愛好家が整備を思い立ち、一昨年の11月から作業を開始しました。
その後、助っ人も現れ、隣接する建物の取り壊しで半年以上も作業の中断を余儀なくされるなどしましたが、現時点で8~9割方完成に近づいています。

 各地に保存されている蒸気機関車の大半は、整備といってもペンキを上塗りするパターンが大半で、金属部分を磨くという手法は一部で行なわれているに過ぎません。
48650号機の整備は錆や元の塗装を落とし、動かせそうな部品は分解して、必要なら修理するという本格的なものです。

 過日、国鉄在職時代に蒸気機関車の掃除や運転に携わったOBが立ち寄り、「当時よりも綺麗になった」と驚いたとか。
動輪を繋いでいるロッド類も磨き出しで、自治体等に貸与されている保存機関車では稀だと思います。

 各地に保存されている蒸気機関車、近年は邪魔者扱いされて解体された車両も少なくありません。
貴重な産業遺産であり、地域の宝物として末永く残して欲しいものです。


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No.1193 レールに見る鉄道の歴史 [鉄道]

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 画像は右から、正式に廃止の決まったJR三江線全通40周年を記念して配布されたレール文鎮、1984(昭和59)年3月に廃止された南薩線(鹿児島)の記念レール、工事用のトロッコ軌道などのレールです。

 ちなみに、大きさ(高さ)は右から152mm、87mm、67mmですから、随分違いますね。
三江線の記念レールはJRの在来線や大手私鉄などで用いられているサイズですが、南薩線のそれは珍しいアメリカ製の輸入レールです。 

 日本の鉄道は本州がイギリス北海道がアメリカからの技術を導入したのが始まりで、車両はもちろん、機材なども大部分が輸入品でした。
明治中期以降、少しずつ国産化の動きが顕著となり、大正時代には機関車なども国内製造できるまでになりました。

 前述した南薩線ですが、開業は大正時代の初旬、機関車はドイツからの輸入品、構造物も輸入品が多く、レールもそれに該当します。
レールは鉄材が貴重であった頃は用途廃止後、鉄道関連の構造物などに転用されており、現在でも各地で見ることができます。
 

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